築16年の中古住宅の価値

【築16年の中古戸建住宅の価値】
不動産業界では木造の戸建住宅は築20年で価値がなくなるという見方をすることを見受けます。
その一つの理由に木造建物の法定耐用年数が22年とあることも挙げられると思います。
でも、それって、本当に正しいの??

実例を紹介いたします。
こちらの家は築16年で売却され、実際に売買が成立したお住まいです。

OMソーラーを搭載した自然素材の家です。
16年の年月による経年変化はもちろんありました。床板の色が焼けていたり、左官の壁にも少しヒビがあったり。
そしてとてもキレイに、愛着を持って大切にお住まいだった家。
では実際、いくらで契約されたのでしょうか?

●新築時建物価格(税込み):2,138万円
●売却時建物価格(非課税):940万円 
  (※個人間売買は消費税は非課税、土地価格は購入時と売却時の公示地価変動を勘案して決定)
という結果になりました。
その差額は1,198万円です。見方を変えると16年間で費やした住居費と捉えることも出来ます。
月に換算すると約62,000円です。
一説にある22年で価値ゼロと考えると築16年の家の価格は約580万円、20年と考えると約420万円です。。。

家の価値は一様に下がったりするものではないと改めて実感したお取引でした。
売主さんは丁寧に暮らしていた家を満足する形で次の家族に引渡すことが出来ました。
買主さんはその暮らしぶりや実際の家をみてとてもご満足いただき新しい暮らしを始めています。
その証拠に取引の中で、何度か売主さん、買主さんが直接、お話をする機会があり、
とてもいい雰囲気の中で質問や確認をすることが出来ました。
(実は不動産取引の中では珍しいことなんです、この辺りはまたお話ししたいと思います)

中古住宅の価値、皆さんはどのように考えていますか?

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